法人設立を始める前に

日本では法人設立が随分と身近なものになって数年が経ちます。有限会社の新規設立は資本金が300万で良かったので人気があったのですが、有限会社の制度廃止により今後設立不可能になりました。その代わりそれまで敷居の高かった株式会社が資本金1円でも設立できるようになり、それを境に会社設立依頼が増えました。そうするとその分だけ倒産や休眠してしまう会社も増えました。現在では新制度施行前を比べてもそこまで会社数は増えていません。つまり、新会社法の施行は新規法人設立のきっかけにはなったものの実際には残るところしか残らない、ということです。士業の先生方、設立も休眠も倒産も仕事になるわけですから盛んに宣伝をしました。すごく儲かったという話も聞きました。単純に仕事が2,3倍に増えるのですからそれはそうですよね。うまくいく会社があればそちらも本店移転や決算などで仕事が増える。また宣伝する。法人設立するほど準備の出来ていない個人経営の方もとりあえず法人設立する。そんな流れがありました。今では株式会社が当たり前になってしまったので、取引相手が法人か個人かということよりも資本金がいくらあるか、ということが大事になっています。法人を設立するということは節税や取引の円滑化に今でも確かに効果的ですが、あえて法人から個人に戻す動きも一部では出ているようです。

ではマレーシアでの法人設立もあまり意味がなくなってしまったのでしょうか。この問題についてこれから書いていこうと思います。