法人設立を始める前に

さて、実はマレーシアには通常の法人とラブアン法人という形態があります。これまで通常の法人についてお話してきましたので、優遇されるラブアン法人について書きますとビックリされるかもしれません。しかし、ある理由からラブアン法人ではなく通常の法人に重点をおいて書いてきました。マレーシアでこれから事業しようとお考えの方は、当然マレーシア国内での取引(飲食店、小売り等)も念頭においてらっしゃるハズです。マレーシアの発展が加速するに伴って国内の所得はあがり、高価でも品質の伴った商品やサービスを求める国へと変貌しました。もともと真面目で質の高い商品を売るのが当たり前の我々日本人にとっては、日本にいるのとさほど変わらない営業環境で仕事ができると言えます。少しくらい値が張っても日本クオリティを求める層が爆増していることは、これから商売したいとお考えのみなさんに間違いのない追い風です。ところが、ラブアン法人は前述しましたようにオフショア法人でありタックスヘイブンとも呼ばれるものです。これは税金を安くし設立を容易にすることによって外国企業を誘致しようという政策でメリットも非常に多いですが、数少ないデメリットとしてマレーシア国内の法人個人との取引が出来ない、ということになっています。正確には取引した場合は10日以内にラブアン当局に申請する必要があります。この手続きが非常に煩雑なので、実質禁止されているようなものです。よって、マレーシア国内で事業をお考えの際はラブアン法人は難しいということになります。しかしそれでもメリットは多いので次回説明します。